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写真界の巨匠ロバート・フランク。1958年の写真集「The Americans」は表層で栄光と繁栄に沸く大国の真の表情を捉え、”その後のアメリカの在り方、見方に圧倒的な影響を与えた一冊”と称される。また、米インディペンデント映画の祖として、ジム・ジャームッシュ監督らからも尊敬を集めている映画監督でもある。本作は、大のインタビュー嫌いで知られるフランクが、その人生を初めて語ったドキュメンタリー。いま激しく価値観が揺れる米国の中で、その人生は私たちに何を示唆するだろう?
1947年、23歳で単身スイスからNY に渡ったフランク。「The Americans」の成功で現代写真の寵児となり、作品には恐ろしく高額の値が付くまでになるが、弁護士に著作権を奪われ、最愛の子供たちの死など、度重なる不運に見舞われた。本作は、過酷な運命に翻弄されながらも、生きることに悦びを見つけ、作品を刻み続けた偉大なる“アメリカの異邦人”から次世代へのメッセージでもある。運命との向き合い方、それは、「恐れず、立ち上がり、瞬きせずに<ドント・ブリンク>。」
監督は、長年に渡りフランクの映像作品の編集を担当し、彼が全幅の信頼を寄せるローラ・イスラエル。アメリカを代表する撮影監督エド・ラックマン(トッド・ヘインズ『キャロル』等)や、音楽プロデューサーのハル・ウィルナーが参加。ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、パティ・スミス等の豪華な面々が楽曲を提供している。また、映画『世界一美しい本を作る男』でも知られ、フランクの全作品(写真、映像)を出版するThe Robert Frank Project を進める独シュタイデル社のゲルハルト・シュタイデルや、生前のアレン・ギンズバーグやウィリアム・バロウズなど、彼と縁の深い友人らも登場。フランクを敬愛する者たちが集った奇跡の「レガシー・プロジェクト」である。
ロバート・フランクが、アートブックなどを手掛け映画『世界一美しい本を作る男』で知られるドイツ・シュタイデル社の創業者ゲルハルト・シュタイデルとともに企画し、自身の活動を振り返る展示会が、東京芸術大学大学美術館 陳列館で11/11~24に開催されました。同展は世界50都市を巡回中で、東京は10都市目にあたり、2週間で1万人以上の動員を記録しました。

詳細:http://steidlxtua.tumblr.com/